こんにちは。ワラゴンです。
前回、セコイア・キングスキャニオン国立公園に行った時の記事を書きましたが、今回はもう少しピンポイントで、各スポットの感想をまとめてみたいと思います。
これからセコイア・キングスキャニオン国立公園に行く予定のある人のために、少しくらいお役に立てればと思います。
ちなみに、私たち家族は犬や4歳の子供がいるので、全体的にのんびりペースでした。
この記事で紹介するスポットをまわるのに、朝10:30から夕方19:00くらいまでかかったので、結構くたびれました。
まずは地図
以下にオフィシャルサイトの地図のリンクを紹介しておきます。移動時間の参考にしましょう。
http://npmaps.com/wp-content/uploads/sequoia-kings-canyon-detail-map.pdf
グリズリーの滝:所要時間20分
ここはそんなに有名なスポットではないと思います。
今回、私たちがキャンプをしたSentinel Campgroundから近かったので気まぐれに立ち寄ってみました。
キングス・キャニオン国立公園の中心地であるKings Canyon Visitor Centerから車で約30分くらいのところにあります。
私たちはたまたま立ち寄っただけなので、時間に余裕がなければわざわざ行かなくても良いスポットかなと思います。
ただ、道中にはヨセミテを思い起こさせる岩肌の渓谷が続いているので、滝よりもこの渓谷とその下を流れるエメラルドグリーンの川のほうが見る価値あります。
肝心の滝のほうはというと、まあ普通の滝だと思います。
上の写真がそうなのですが、びっくりするくらい特筆するところがありません(写真は思いのほかきれいに撮れていますが)。
駐車場から3分で行けるので、非常にお手軽です(駐車場までは遠いですが、、、)。
グラント・ツリー(General Grant Tree):所要時間60分
体積で世界第三位といわれるセコイアの樹です。
正式にはGeneral Grant Treeと言って、南北戦争時代に北軍北軍を勝利に導いた英雄、グラント将軍の名前から来ています。
キングス・キャニオン国立公園の中心エリアにあり、Kings Canyon Visitor Centerから車で約5分くらいのところにトレイル(※)の入り口の駐車場があります。
※トレイルって言うとなじみがない人もいるかもしれませんが、要は人間専用の歩道みたいなものをイメージしてもらえば良いです。
駐車場から目的のGrant Treeにたどり着くまでは、トレイルを歩いて15 - 20分くらいでした。
トレイルの道中には、トンネルみたいになっている倒れた巨木があるので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
こんな感じ。
全体的に勾配はきつくなく、後で紹介するシャーマン・ツリーに比べると人が少ないので、のんびりできてとても良いと思います。
小さなお子さんがいる場合は、かなりおすすめのスポットです。
シャーマン・ツリー(General Sherman Tree):所要時間1時間20分
こちらは、体積で世界最大とされるセコイアの樹です。
正式にはGeneral Sherman Treeと呼ばれ、こちらも南北戦争時代に活躍した軍人であるシャーマン将軍から名前を拝しているようです。
さすがに世界最大と銘打ってあるだけあって、セコイア・キングスキャニオン国立公園の一番の人気スポットになっています。
今回、私たちは立ち寄らなかったのですが、Giant Forest Museumという博物館があり、そこを中心にセコイア国立公園の色んな観光スポットが密集しています。
この博物館はビジターセンターや売店もあるので、ここを拠点にしてあちこちの名所を観光することになると思います。
シャーマン・ツリーのトレイルの入り口までは、この博物館から車で10分かからないくらいの距離です。
この後に紹介するトンネル・ログとモロロックも似たような場所にあるので、ここで地図を紹介しておきます。
ちなみに、シャーマン・ツリーのトレイルの入り口の駐車場は、上記地図上の「General Sherman Tree」という「点」がある地点よりも北側にある、「Summer parking for Sherman Tree Trail」と書かれている地点になります。
赤い幹線道路のわきにシャーマンツリーがあるように見え、そこに駐車場が確かにあるのですが、そこはハンディキャップを持つ人専用の駐車場なので、一般の車両は駐車することができません。
駐車場から目的のシャーマンツリーまでは、やはりトレイルになっていて、長い下り坂が約800mくらい続いています。
勾配が結構きつく、行きは下りなので問題ないですが、帰りはなかなかしんどいです。
小さなお子さんがいる場合は少し大変ですが、ところどころにベンチが用意してあり、休み休み歩くことができるので、何とかなると思います。
トレイルに入って、戻って来るまでに1時間と20分くらいかかりました。
大人だけなら1時間くらいで回れるかもしれません。
ちなみに、この記事のアイキャッチに使っている木遁忍術のようなモジャモジャの樹はシャーマン・ツリーのトレイルの中にあります。
トンネル・ログ(Tunnel Log):所要時間10分
トンネル・ログというのは、上の写真からも分かる通り、木下を車でくぐるという、凄いんだか凄くないんだかよく分からない観光スポットです。
まあ、記念に写真を撮って終わり、という感じです。
話のネタにはいいかもしれませんが、私は以前にも来たことがあったので、個人的には今回の驚きはほとんどありませんでした。
モロロック:所要時間1時間
最後に訪れたのが、このモロロックです。
私は最初、モロロックがどんなものなのか知りませんでした。
今回、トンネルログに行く道中に、「モロロック」という看板を見つけ、そういえばもらったパンフレットにもMoro Rockって書いてあったことを思い出したので寄ってみることにしました。
モロロックのふもとの駐車場に着いた頃には夕方の6時くらいになっていたので、チラ見して終わりでもいいかな~なんて思っていました。
Rockというくらいだから、何か大きな岩でもあるのかなと思ったら、どうも岩山をひたすら登るという苦行を楽しむものでした。
せっかくだからと3分くらい階段を上った踊り場のようなところで、十分きれいな風景を見ることができました。
嫁さんはシャーマン・ツリーの帰りの上り坂でかなりヘタっていたので、私はもう帰ろうと思いましたが、ここでなんと4歳の娘が「上に登ろう!」と言い出しました。
マジか。
と思ったその場所がこちら。
上を見ると、確かに険しそうですが、距離的にはそうでもないかな?なんて思ったので、「そうだよな。よし!行こうぜー」なんて気軽に歩き始めました。
「まじー?」みたいな顔で恨めしそうな顔をしている嫁を置き去りにし、私と娘はどんどん岩山の階段を登り進めました。
しかし、、、
結構、、、
きつい、、、
階段と坂道が交互に続くのですが、これで終わりか?と思って階段を登りきると、まだ細い道が曲がりくねって続いている、という感じで、見た目以上に長い道のりでした。
上の方に行くと、道は非常に狭くなり大人一人がようやく通れるような幅しかないところもありました。
幸いなことに、娘はなぜか元気いっぱいで、一人でどんどん登ってくれたので助かりましたが、娘を抱っこしながらだったら無理ではないにしてもちょっとキツいだろうなと感じました。
30分ほど登ると、ようやく頂上につきました。
嫁の方も少し遅れて到着しました。
頂上からの風景はほんとに奇麗でした。
がんばって登った甲斐がありました。
頂上にある看板によると、遠くに見える山脈はGreat Western Divideと呼ばれる山脈だそうで。
頂上に着いた時には6:30分くらいだったので、夕焼けには少し早い時間でした。
7時半くらいだったら、きれいな夕焼けが見れたと思いますが、十分に楽しめました。
今回の旅は水曜日に行ったので、人があまりいなかったから良かったものの、これが人がいっぱいだったら頂上ではあまりゆっくりはできないだろうなと思いました。
というわけで、期待とは裏腹に、とっても楽しかったので、トンネル・ログに行くよりも絶対おすすめだと思います。
動物
山と言えば動物ですね。
ここで今回の旅で遭遇した動物を少し紹介します。
リス
写真を撮ったのですが、ちっさ過ぎて判別つかないかもです。
アメリカにいると、いわゆるスクワローという、ちょっと大きめのリスをよく見かけるのですが、ここでは日本人がイメージに近い可愛らしいリスに遭うことができました。
青い鳥
キャンプをしている時に飛んできました。
犬の水飲み用の器に水を飲みに来たようです。
鹿
車で移動中に遭遇しました。
モリモリ草を食べていたところを激写することができました。
クマ
残念ながら写真はありません、、、
が、車で移動中に確かに見たんです。
道路の脇がなだらかな傾斜になっているところで、岩山をモソモソ歩いていました。
あいにく、道路は狭く、反対車線側の道路の向こうにいたので駐車することもできず、すぐに見失ってしまいました。
毛の色は灰色だったので、あれがうわさのグリズリーだったのか?と。
運転していたのでじっくり見ることはできませんでしたが、ホントにいるんだ、、、と驚きました。
まとめ
いかがでしたか?
セコイア・キングスキャニオン国立公園にはいろんな見どころがあります。
本当は、Crystal Coveという鍾乳洞?みたいなところにも行きたかったのですが、時間的に断念しました。
それでも、この記事で紹介した各所の情報が、あなたが旅行の計画を立てるのに少しお役に立てればと思います。