こんにちは。ワラゴンです。
アメリカに移住してみて最初に苦労したのが、電話の自動応答です(今でも!?)。
アメリカでは、各種カスタマーサービスに電話すると、必ずと言っていいほど機械による自動応答につながります。
料金の支払いは1番、残高の確認は2番とか、そういうやつです。
最初のころは、超スピードで流れる英語について行けず、結局カスタマーサービスにたどり着けずに自動音声が終わってしまい、ションボリすることもままありました。
(ていうか、そんなレベルでカスタマーサポートと話をしようなんて、界王拳も覚えずにベジータに挑むくらいの無謀な話ではあるのですが、、、)
まあ、とにかく、アメリカに移住して生活してみて、電話の自動応答に慣れるというのはちょっとした壁になると思います。
そして、今日はこの自動応答で使われるpound keyについてお話したいと思います。
日本人がシャープだと思っていたアイツ(#)は実はパウンドキー(pound key)だった
ブラウザで正しく表示されるかどうか分からないのですが、私たちがシャープシャープと呼んでいたものは、「♯」と表記されます。
一方、電話のキーに使われているのは、英語ではパウンドキーと呼ばれ、「#」と表記されます。
良ーくみてください。
シャープ:♯
パウンド:#
違いが分かりますか?
シャープは横棒が斜めになっていて、パウンドの方は縦棒が斜めになっています。
シャープの方は、完全に音楽専用の用途のようですが、この際どっちがどっちかなんて、さして重要ではありません。
アメリカで自動音声を克服するためのひとつのポイントは、「英語の自動音声ではシャープはパウンドと呼ばれる」という事を知ることです。
なので、この記事でもシャープとパウンドの表記上の違いを厳密に区別せず、日本語の文脈ではシャープ、英語の文脈ではパウンドと呼ぶことにします。
ツイッターではハッシュタグを入れる時にシャープを入れるので、ツイッターを使っている人にはハッシュの方が分かりやすいですね。
実際に使ってみる
先日、Chase(うちの銀行)からデビットカードの有効期限が切れるという事で、新しいカードが家に届きました。
デビットカードを使えるようにするには、指定された電話番号に電話して、Activateする必要がある、と。
そして、いざ電話してみると、出ました自動応答。
最初に「Welcome to chase...」と始まり、なんやかんや言われたあと、以下のように促されます。
Please enter your card number followed by the pound key.
出ましたパウンドキー。
ここで、キーパッドからカード番号を入力し、最後にパウンドキーを押します。
そして、次に聞かれるのが、
Please enter your debit card PIN followed by the pound key.
と言われるので、口座を作った時に指定したPIN(数字4桁の暗証番号)を入力し、最後にパウンドキーを押します。
無事にカードのActivateができました。
「パウンド」って、重さにも使われるよね・・・
さて、英語ではシャープのことをパウンドと呼ぶのは分かったのですが、実は英語でパウンドと言うと、もう一つ意味があります。
それは、食料品店で良く見かける「重さ」の単位です。
ちょっといい画像が見つからなかったのですが、以下の画像で「lb.」と書かれているヤツがそうです。
「リブじゃん」って最初は思いましたが、どうもこいつは「パウンド」と読むらしいです。
日本語的には「ポンド」って言ったら重さなんだなと少し分かりやすい人もいるかもしれません。
上の画像の場合、お肉が1パウンドにつき$2.49だよって意味になります。
ちなみに1パウンドは約450グラムです。
これをどうして「lb.」と表記して「パウンド」と読ませるのかはよく分かりません。
というわけで、ややこしいですが、パウンドという語を聞いたら、電話の自動音声の時はシャープ、それ以外は重さ、と覚えておけば良いんじゃないでしょうか(適当すぎる、、、)。
ちなみに、米印(*)はスターでOK
電話のキーパッドでは、シャープの反対に*があると思います。
日本語ではコメとかアスタリスクとか言うかもしれません。
これは、英語ではstarという場合が多いようです。
これは何となく分かりやすいですね。
日本語でアスタリスクって言いますけど、英語でアスタリスクっていう言い方は、私自身は聞いたことがありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アメリカの電話のシチュエーションでは、とにかく自動応答を克服するのは第一の難関です(私だけ?)。
「パウンドと聞いたらシャープ」と覚えるよりも、ぶっちゃけ「何かの入力の最後はシャープ」と覚えておけばだいたいイケます。
こんなプチ情報があなたのアメリカ移住のお役に立てれば幸いです。