ロサンゼルス生活

アメリカでアパートを借りる時の契約の流れを知ろう

投稿日:2019-06-12 更新日:

こんにちは。ワラゴンです。

前回、ロサンゼルスでアパートを借りるときの注意点をまとめました。

そして、気に入った物件が見つかったら、次は契約です。

ここでは特に、日本とアメリカで異なる部分について見ていきたいと思います。

1. 礼金はないが、敷金(デポジット)はある

日本では、意味不明な礼金というシステムがありますが、当然、アメリカでは礼金なんてありません

しかし、Deposit(デポジット)という敷金に相当するものがあります

デポジットの金額は、アパートにもよりますが、多くの場合家賃1か月分くらいが相場です。

家賃が月$1,200の場合、デポジットと合わせると最初の月は$2,400払うことになったりします。

それよりも少ない場合もありますし、クレジットスコアが低いとデポジットを多めに取られることもあります。

また、アパートを出た後に、管理人が部屋の状態をチェックし、修理やクリーニングが必要な場合はデポジットから修理費を捻出し、残りの分が手元に戻ってくることになっています。

デポジットは、アパートに限らず一軒家の一部屋を借りる時(ルームシェア)の時にも請求されるのが普通です。

 

2. クレジット審査など、色々な審査がある

多くのアパートでは、入居申込書(Application form)を出すのと同時にクレジット審査の書類にもサインさせられます

この時、入居者一人ずつ審査されるので、一人につき$25くらい請求されます。

クレジットスコアは高いに越したことはありませんが、700以上あれば、ほぼほぼ大丈夫と考えて良いと思います。

これは、普通に使用していれば、全く難しいスコアではありません。

私が初めてアパートを借りたときは、クレジットカードを作って間もないころでだったのでスコアは700もありませんでしたが、無事通過しました。

 

その他、以下のような書類を求められる可能性があります。

・銀行の残高証明
・銀行の過去の取引履歴
・直近の給与明細(ない場合はオファーレター)

※オファーレターとは、採用が決まった時に企業からもらう職をオファーしてもらう書類のことです(採用通知と言えば分かりやすい?)。

 

アパートによっては、給与明細を見て、家賃が手取りの30%以下になっているかどうかを見るところもあります。

ただ、この30%ルールはアパートによって基準が非常にあいまいな事が多いです。

仮に基準を満たしていなくても、会社の信用や月の出費、銀行口座の残高などを総合的に評価した結果、大丈夫そうだという判断が下る場合もあります。

 

3. 初月の家賃とデポジットの支払いはマネーオーダー(Money order)で

アパート契約の初心者にはちょっと理解しにくい制度かもしれません。

マネーオーダーを最も簡単に手に入れる方法は、Pharmacy(CVSやRite Aidなどの薬局)だと思います。
(あとは7-Elevenなら取り扱っている可能性が高いです)

店員さんにマネーオーダー欲しいと言えば、普通に発行してくれます。

ただ、$1,000という上限があるので、2枚とか3枚に分けて発行してもらう必要があります。

ここで、マネーオーダーと引き換えにお金を払います。クレジットカードでも支払いできます。

マネーオーダーを手に入れたら、アパートに指定された支払先を書き込みます。

最初は、なんでこんな面倒な手続きが必要なんだろう?と思いましたが、アパート側にしたら確実にお金を手に入れたいからという事情があるのかなと思います。

普通の銀行のチェック(小切手)は、その口座にお金が入っていなければ現金化できないですからね。

なので、アパートとしては、確実に現金化できる方法のほうが望ましいのです。

補足
ここではマネーオーダーの説明をしましたが、cashier's checkでも支払い可能という場合があります。
しかし、cashier's checkはわざわざ銀行に行かないと手に入らない(はず)なので、ここではあえて説明を省きます。
というか、ほとんどの場合はマネーオーダーで支払することが可能なので、私は利用したことがありません。

 

4. 電気、ガス、水道、保険の契約

アパートの契約とは別に、電気ガスなどの生活インフラの契約を個別に行わなければいけません。

アパートによっては代行してくれる場合もありますが、ほとんどの場合は自分で個別に契約手続きをしなければなりません。

まあ、これは日本でも同じですね。

 

アパートの管理さんに聞けば、どこに連絡すれば良いか教えてくれるはずです。

 

5. デポジットでどのくらい戻って来るの?

ちなみに、デポジットってどのくらい戻って来るのでしょうか?

はっきり言うのは難しいのですが、私の経験からすると、普通に使っている分には70-80%くらい戻って来るんじゃないかなと思います。

これまでの私の経験で言うと、以下の通りです。

1件目・・・1年6か月、退去時まったく掃除せず → 100%戻ってきた
2件目・・・2年、退去時ほとんど掃除せず → 80%くらい戻ってきた
3件目・・・1年9か月、退去時きれいに掃除 → 80%くらいしか戻ってこなかった
4件目・・・1年、退去時掃除するも、子供が壁に落書きした跡が残る → 100%戻ってきた

とまあ、参考になるようなならないような結果で、全てはアパート側のさじ加減に依存しているような感じです。

こんなに頻繁に引っ越しする方もアレですが、、、

 

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本とアメリカでは手続きが違う部分もありますね。

これからアメリカでアパートを探す必要のある人のお役に立てれば幸いです。

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