こんにちは。ワラゴンです。
みなさん、ロサンゼルスと言うと、なんだか治安の悪い都市というイメージがあるのではないでしょうか。
ロサンゼルスでは過去に何度か暴動が起きましたし、かつては犯罪の発生率が全米で最も高い都市のひとつとして名を連ねてしまったりしていたので、「ちょっと怖い都市」というイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし、ここ10年20年でロサンゼルス周辺の治安はかなり改善しており、ダウンタウンの中心エリアでは深夜11時頃でも二人組の女性が歩いているのを見かけるくらい、安全な場所になってきました。
そこで、この記事ではロサンゼルスに観光で良く場合に、絶対に行かない方が良い場所、気を付けた方が良い場所をまとめてみたいと思います。
ちなみに、ここで「ロサンゼルス」とひとくくりに行っていますが、文脈によって意図するエリアがかなり変わってきます。
この記事ではダウンタウンLAと言った場合、ロサンゼルスのダウンタウン地域を指し、ロサンゼルスと言った場合はロサンゼルス市+その周辺都市を示すことにします。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
意外とあいまい?カリフォルニア ロサンゼルスってどこの地域を指すの?
基本事項
個別の都市について説明する前に、まずはアメリカに旅行する時、どこに行く場合も守らなければいけない鉄則をまとめておきます。
ちょっと気にしすぎ、という向きもありますが、やはりここは日本とは違う国だということを忘れないようにしましょう。
・夜は徒歩で出歩かない
・夜中に出かける時は、タクシーかUberを使う
・多額の現金は持ち歩かない
・落書きやテントの多い場所には昼間でも近づかない
・車の中に貴重品を見えるように放置しない
上記の鉄則を頭に入れておけば、基本的にはどこに行っても大丈夫です。
昼間でも行かない方が良い場所
サウス・ロサンゼルス(South Los Angeles)
サウス・ロサンゼルスはかつてサウス・セントラルと呼ばれていた地域で、文字通りダウンタウンLAの南に位置している広大なエリアです。
このエリアは、ギャングの活動が盛んで、犯罪の発生率もロサンゼルスの中で最も高い地域です。
私は過去に、昼間に車で通りかかったことがありますが、やはりテントが多く、落書きも多い印象で、見るからに「ここはヤだなー」と感じさせるほどでした。
ただ、サウス・ロサンゼルスは敷地としては広いので、乱暴に「サウス・セントラルに行くな」と言われても、困ってしまうと思います。
なので、原則としては「このエリアを徒歩で歩かない事」を意識するようにしましょう。
このエリアに属する観光地としては、ワッツ・タワー(Watts Towers)とか、エクスポジション・パーク(Exposition Park)があります。
これらの場所に旅行に行く場合は、目的地までは車かUberで行き、日が暮れる前にホテルに戻るように心がけましょう。
(まあ、エクスポジション・パーク周辺はまあ、有名なUSCの校舎があったりするので、割と大丈夫かもです。)
以下の記事で、サウス・ロサンゼルスの犯罪率について言及していますので、参考にしてみてください。
ロサンゼルス ダウンタウン周辺の歩き方 【治安の悪い場所を避ける方法】
スキッド・ロウ(Skid Row)
ココだけはマジヤバいです。
昼間でも絶対行きたくないエリアですね。
地図で言うとこんな感じ。
ここは、全米でも特にホームレス人口の多い地域として有名です。
ホームレス自体はそんなに害はありませんが、麻薬の取引等が行われている場所でもあるので、ドラッグの常習者が多いとされています。
目の焦点が定まっていない人たちが多いので、いつ奇怪な行動に巻き込まれるか分かったもんではありません。
ダウンタウンLAのすぐそばに位置しており、観光でダウンタウンLAを散策していたら気が付かづに足を踏み入れてしまう可能性が十分にあります。
しかも、リトル東京にも近いので、もし万が一、リトル東京に行く予定がある場合は周りの景観に注意を払い、テントが多くなってきたら引き返すように心がけておきましょう。
ここは、昼間でもその異質さが伝わってくるので、すぐに気が付くと思います。
この場所については、以前、写真付きの記事を書いたので参考にしてみてください。
【画像アリ】 まさに世紀末!ロサンゼルス スキッド・ロウの治安がヤバすぎてちびった
昼間なら行っても大丈夫な場所
コンプトン・イングルウッド(Compton, Inglewood)
昔からロサンゼルスに住んでいる人たちからすると、コンプトンは全米でも最も犯罪率の高い都市として悪名高い場所というイメージがあると思います。
イングルウッドも同様で、あまり治安の良い地域ではないというのが定説です。
しかし、以前の記事でも書きましたが、これらの都市は昼間に行く分にはぜんぜん大丈夫です。
多くの記事ではコンプトンは危ないとか言っていますが、スキッド・ロウのほうが遥かにイヤな雰囲気です。
というか、そもそも昼間に観光で見るべき場所がないので、あまり気にしなくても良いかもしれないですね。
参考:【画像あり】 ロサンゼルス周辺で治安が悪いとされるコンプトンとイングルウッドに行ってみた
有名な観光地であっても、気を付けるべき場所
ロサンゼルスにはたくさんの観光スポットがありますが、有名だからといって完全に安全というわけではありません。
以下に示す都市は、観光地とは言ってもちょっと素行の悪い人も集まる要素を含んでいるので、狭い路地に入るだとかメインストリートから外れて散策するだとかは避けた方が良いかもしれません。
ハリウッド(Hollywood)
ロサンゼルスに来たら、ハリウッドに行ってみたいですよね!
メインストリートであるハリウッド ブールバードは、昼間は観光客でにぎわっているので全然問題ありません。
ただ、ギャング系の少し気象の荒らそうな人もちらほら見かけるので、なるべくメインストリートを外れるような場所には行かないようにしましょう。
あとは、ムービースターの格好をしたパフォーマーが、笑って写真を撮ろうと近寄ってきますが、多くの場合はお金を要求されるので注意しましょう。
夜も人が多いのでまずまず大丈夫ですが、ナイトクラブやバーというのはとにかく事件が起こりやすい場所です。
恐れていてばかりでは何もできませんが、ナイトクラブやバーに行く場合は、ちょっとした覚悟が要るかもしれないですね。
ベニスビーチ(Venice Beach)
ベニスビーチはサンタモニカの少し南に位置するビーチです。
自転車を借りれば、サンタモニカとベニスビーチを往復できるくらいの距離です。
ベニスビーチも人気のある観光スポットなのですが、ちょっとホームレスが多いかなという印象はあります。
以前、私が訪れたときも、普通にマリファナとか売っていたので、ああ、そういう人達が集まる場所なんだなぁと思ったことがあります。
昔からロサンゼルスに住んでいる人からすると、ベニスビーチはそんなに治安の良い地域ではなかったようです。
しかし、今は人気観光スポットですので、かなり大丈夫になっています。
近くには、これまた人気の観光スポットであるアボット キニー ブルバード(Abbot Kinney Boulevard)と呼ばれるオサレな街並みの通りがあります。
昼間に行く分には全然問題ない観光地です。
夜でも比較的安全な場所
ビバリーヒルズ(Beverly Hills)
言わずと知れた高級住宅街とその周辺地域は、夜でも比較的安全な印象です。
高級住宅街ではセレブの豪邸を見ることができるツアーがあるそうですが、基本的には昼間なので特に問題ないでしょう。
ビバリーヒルズにはビバリーセンター(Beverly Center)という大きな百貨店?もとい買い物スポットがあります。
その周辺は、夜でも活気があり、多くのレストランやナイトクラブが軒を連ねています。
当然、多くの人が集まるので、夜でも比較的と言える場所です。
サンタモニカビーチ(Santa Monica Beach)
ロサンゼルスを訪れたら、サンタモニカに行ってみたいという人は多いのではないでしょうか。
こちらも多くのセレブが住んでいることで有名な都市です。
お金持ちがたくさん住んでいるので、治安はかなり良いと思って大丈夫だと思います。
大きな通りには夜でも人が多いので、こちらも比較的安全な場所と考えて良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
観光でロサンゼルスに行く場合、昼間ならほとんどの場合どこに行っても大丈夫ですが、夜はなるべく出歩かないようにしましょう。
ただ、せっかく観光に来たのだから、やっぱり夜の街にも繰り出してみたいと思います。
そんな時はなるべく車かUberで出かけるようにし、人の多い通りを中心に活動するように心がけましょう。
また、昼間でもスキッド・ロウやサウス・ロサンゼルスを徒歩で歩くことはないように気を付けておきましょう。