こんにちは。ワラゴンです。
私はこのブログで何度もカリフォルニアの家や家賃が高すぎると嘆いていたのですが、やっぱりみんな同じことを考えているようです。
というのも、今日、L.A. Timesでこんな記事を目にしましたからです。
元ネタ:Who wants to leave California? Young voters can’t afford housing, and conservatives feel alienated
要は、カリフォルニアを出ようと考えている若者が増えているという内容です。
この調査はUC Berkeleyの研究機関で実施され、多くの若者はは主に住宅価格(アパート含む)の高騰を理由にカリフォルニアを出たい、もしくは出ようと考えているようです。
まあ、そりゃそうです。
何度も言っていますが、カリフォルニアは家が高い、高すぎます。
同記事内で言及されていますが、2018年8月の住宅価格の中央値を見ると、南カリフォルニアで$535,000 (約5,900万円くらい?)、北カリフォルニアのサンフランシスコを中心とするベイ・エリアと呼ばれる地域では$810,000 (約9,000万円くらい)とのことです。
死ねる、、、(特に北カリフォルニア)
夢も希望もあったもんじゃないです。
恐ろしいのは、それでも市場が成立しているということでしょうね。
つまり、買い手がいるということです。
ホントに9,000万円の家を買えるひとがそんなにいるの?という疑問が湧いたので、ちょっと試算してみました。
この手のローンのシミュレーションをしてくれるサイトは、探せば結構でてくるので、適当に見繕って以下のサイトを使ってみました。
https://www.calculatestuff.com/financial/mortgage-calculator
超概算で、住宅価格$800,000、頭金$25,000、金利3.8%の30年ローンで計算してみると、月々の返済額は約$4,319となるようです。
住宅ローンの返済額月々$4,319、、、
うーん。
日本円で40万円くらいですよね、、、
どんな豪邸だよ!ってツッコミたくなりますが、アメリカだと割と普通だったりします。
夫婦共働きで、両方とも年収5万ドルくらいあれば、二人の月収があわせて6,500ドルくらいになると思うので、全く無理とは言い切れない金額です。
現実には、女性は出産などで働けない期間があったりとか、子供の養育費の積み立てだとかを考慮すると、もう少し収入があった方が良いですが。
いずれにしても、共働きなら決して手が届かない金額ではなさそうなので、こんな法外な金額でも市場が成立しているんじゃないかと思います。
そうは言っても、二人そろって住宅ローンの返済に疲弊するよりは、他州に移って生活レベルを向上させたいと思うのは、まっとうな思考回路だと思います。
このまま人がどんどん出て行って、住宅価格が下がればいいな~なんて期待もありますが、カリフォルニアの場合は出ていく以上に移民が入ってくるので、そんなに簡単には行かないでしょう。
私も他州へ移住することも考えた方がいいのかなぁなどと思う記事でした(まあ、仕事が見つかればですが、、、)。