エンジニアのアメリカ進出

アメリカ勤務の仕事を探すなら直接応募するという作戦も視野に入れよう

投稿日:2019-08-10 更新日:

こんにちは。ワラゴンです。

アメリカへの移住を成功させるために、最も手っ取り早い方法は、アメリカ勤務の仕事に転職することです。

では、日本人が日本に居ながらにしてアメリカ勤務の仕事を探すにはどうすれば良いでしょうか?

基本的に、みなさんアメリカで就労できるビザなど持っていないと思います。

ですので、アメリカ勤務の仕事を探す際は、まずビザをサポートしてくれる企業を探す必要があります。

 

企業は新規ビザのサポートをしたがらない

そうはいっても話はそう簡単ではありません。

企業の側からすると、新規にビザサポートが必要な日本人をわざわざ雇いたくないというのが本音です。

とすると、永住権を持っている人や、既にアメリカでH1-Bビザなどで働いている人(※1)を募集するのが普通です。

※1: H1-Bを持っている人なら、割と簡単にトランスファーできるためです。

 

実際は日本人を得ることに苦労している

それでは、日本にいてビザなど何もない人はアメリカ勤務の仕事を得ることができないのでしょうか?

そんなことはありません。

アメリカで事業を展開している多くの日系企業では、慢性的に日本人の人材を得ることに苦労しています。

実際に、私が以前お話をさせてもらったとある企業のマネージャーさんは、「どこかに普通の日本人いませんかねぇ」とぼやいていました。

「普通の人でいいんですけど、最低限の指示に従ってやれる人がなかなかいなくて・・・」

といっていました。

つまり、日本ではごくごく普通にみつかるレベルの人材でも、ここアメリカではそんなに簡単にみつからない、という事のようです。

日本人が多いここロサンゼルスで、です。

私は、人事などに縁のない人間なので、このマネージャーさんの発言がどれほど的を射ているか分かりませんが、確かにどこの企業さんでも人を欲しがっているのは事実です。

 

人材紹介エージェントはコミッションが高い

また、同じマネージャーさんは、

「人材紹介エージェントに頼むと高いですしねぇ・・・」

と付け加えていました。

なるほど、やっぱりそうなんですね。

アメリカには、いくつか日系の人材紹介エージェントが存在しますが、ほとんどの場合は無料で利用できます。

これは、企業側がエージェントに対して成果に応じたコミッションを支払っているためです。

いつか誰かに聞いた話によると、採用された人材の年俸の1割-2割くらいが相場だとか。

5万ドルの人材なら5千ドルから1万ドルですね。

企業としてみれば結構な出費かもしれません(っていうか人材紹介会社ぼったくり過ぎ笑)。

 

それならば、直接応募してみるのが良い

さて、上記のように、企業は新規ビザサポート不要な人を探しているが、実際にはそのような人を見つけるのはそんなに簡単なことではないようです。

そうすると、企業として次の手としては、EビザかLビザでの採用を検討します。

しかし、これらのビザは弁護士費用などのコストがかかります。

H1-Bの場合は会社によって弁護士費用を出してくれるところと出してくれないところが分かれますが、Eビザ、Lビザの場合はほとんどの費用が会社持ちになるはずです。

なので、企業としてもこれらのビザサポートありで人材紹介エージェントに募集をかけると、さらに採用コストが上がってしまいます。

そこで、私が個人的に考えているひとつの現実な方法は、日系企業のアメリカ現地法人に直接応募してみる、というものです。

基本的には現地採用をねらうため、Eビザでの採用を目指します。

なので、日本に本社があり、アメリカに事業を展開している企業が有力です。

トヨタ系やホンダ系の企業のアメリカ法人ですね。

 

他にもいっぱいアメリカに進出している企業はありますが、そういった企業を自分で探すのは困難です。

そこで、おすすめしたいのが、アメリカに進出している日本企業が集まってできた商工会です。

例えば、ロサンゼルスエリアで事業を展開している日系企業は、南カリフォルニア日系企業協会(Japan Business Association of Southern California)という商工会を運営しています。

このサイトに行けば、どんな日系企業がアメリカに進出しているかを把握することができます。

もちろん、ロサンゼルスの全ての日系企業がメンバーとなっているわけではありませんが、かなりの数の日系企業が参加しているようです。

同じようにGoogleで「Japan Business Association」と打ち込むと、以下のように検索候補が出てきます。

 

なるほど、シアトルとヒューストンにも同じような商工会があるようですね。

このような商工会なら、現地の日本企業の多くが参加しているはずです(しかもそれなりに規模が大きいはず)。

それらの企業のWebページに行き、直接応募して面接まで持っていけるチャンスが大いにあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一般的に、アメリカ勤務の仕事を探そうと思ったら、国内の大手転職サイトに登録するか、現地の人材紹介エージェントに登録するくらいしか手が思い浮かばないと思います。

これらの方法は、じっくり待てば決して悪い方法ではありません。というか王道です。

しかし、転職サイトではアメリカ勤務のお仕事がそもそも多くないし、人材紹介エージェントでも、新規ビザが必要な場合は相手にされません。

そんなわけで、アメリカ勤務のお仕事を探すなら、度胸はいりますが直接応募してみるというのも妙案だと思います。

 

 

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