エンジニアのアメリカ進出 留学

アメリカに語学留学を考えているなら短大(コミュニティ・カレッジ)への編入を視野に入れよう!

投稿日:2019-02-17 更新日:

0. はじめに

こんにちは。ワラゴンです。

前の記事で、私自身は語学留学をおススメしないと書きました。

繰り返しになってしまいますが、語学留学は高いお金を払う割に、得るものが少ないためです。
詳しくは前の記事を見て頂きたいのですが、簡単に言うと「学費が高い」「学生の英語レベルが低い」ためです。

そこで、今回はその解決策の一つを紹介したいと思います。

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1. 短大に編入する

それは短大(つまり二年制大学。コミュニティ・カレッジとも言う)に編入することです。

通常、アメリカの短大に入学するには、何らかの形で英語力を示す必要があります。
しかし、語学学校の多くは、現地の大学と提携しており、その提携した大学への入学が優遇される場合があります。
優遇の内容は提携の内容によりますが、例えば入学に必要なTOEFLの得点が通常より低く設定されていたり、中には語学学校で一定の出席率と一定の成績を残せばTOEFLなしで入学できたり、といった具合です。

TOEFLなしで大学に入学できるのは、日本人にとっては大変ありがたい制度と言えます。
日本である程度英語を勉強して、語学学校でもそれなりに努力すれば、この基準を満たすのは割と容易なはずです。

これを利用すれば、うまくいけば2,3か月で短大に編入することができるでしょう。

ここで、短大へ入学できるタイミングというのは限られていますことに注意しましょう。
例えば、最も一般的な2セメスター制の短大であれば、だいたい9月と2月くらいの2回しか入学するチャンスがないことになります。
ですので、下手に3月くらいから語学学校を始めてしまうと、9月の編入まで語学学校に通い続けなければならないというリスクがあります。

注意
ここで、文字通り「語学学校に通い続けなければならない」かというと、必ずしもそうとは限りません。
短大への入学手続きを進めれば、必ずI-20が発行されると思います。
語学学校から発行されたI-20の期限が切れても、通常は15日か60日のグレースピリオドがあるため、新しく短大から発行されたI-20の開始期間がこのグレースピリオド内であれば、語学学校に通わずとも合法的にアメリカに滞在することができます
まあしかし、「空白の期間」ができることに変わりはないので、やはり事前に短大への編入を考慮した留学計画を立てるのが良いでしょう。

これを考えると、例えば9月の入学を目指すなら5月、6月、7月と語学学校に通い、その間に短大への入学準備を進めておくのが賢いでしょう。
短大への入学手続きもいろいろ必要なので、早めに動いた方がいいです。この例で言うと、遅くとも6月くらいには始めたいところです。

2. 語学学校から短大へ編入することのメリット

そもそも、語学学校に行くよりも、短大に行くことの方がメリットが多いです。
前の記事でも書きましたが、ここで簡単におさらいしておきます。

・学費が安い
・学生の英語レベルが高い
・単位を取得できる
・卒業の可能性がある(OPTを経て永住への道が残される)

このように、最初から短大に入学する方が効率的なのですが、語学学校から短大に編入した方が都合が良い側面というのもありますので、以降はその点について書いてみます。

メリット1:周りの学生に交じりやすい

語学学校から短大へ編入することの良い点は、前回の記事で書いた「周りの学生もカタコトだから自分も勇気を出せる!」という点を利用できることです。
詳細は前回の記事を見て頂きたいですが、語学学校では色んな国から英語初心者が集まってきます。
みんなカタコトなので、自分もすんなり仲間に入れる可能性が非常に高いというメリットがあります。
反対に、私のようにいきなり短大に入ってしまうと、結構えらい目に遭う可能性が高いです。

正直大変でした。

なんというか、四面楚歌か!っていう感じです。

そもそも、英語ができる前提で入学してきているのですから、「先生、僕、英語分かりません」なんて通じないのです。
初めて出席した授業で、先生の言っていることが全く分からず、半笑いしかできなかった自分を思い出します。

ですので、劣等感は半端ないです。

ちょっと心が弱くてくじけてしまう人がいても、私は責めません。
ですので、ちょっと心が落ち込みやすい自覚がある人は、語学学校から緩やかにスタート、というのは挫折回避策として良いかもしれません。

メリット2:大学の施設を利用できる

語学学校の中には、教室の建物が大学のキャンパス内に併設されている場合があります。

多くの場合、その大学への編入がスムーズに行けるように優遇されているはずです。
また、その大学の施設(図書館やカフェテリアなど)も利用できて、ちょっとした大学生気分を味わうこともできます。

特に、カフェテリアではネイティブ同士の英語を耳にすることができるので、語学学校の学生のレベルとの差をはっきりと感じられると思います。

ですので、お目当ての大学に語学学校が併設されている場合は一考の余地があります。

3. まとめ

いかがでしたか?

語学留学を考えている人は多いと思いますが、ほとんどの人は大学(短大)への編入なんて考えもしないと思います。
上にも書きましたが、私は個人的には語学学校からの留学はあまりお勧めしておらず、最初から短大へ入学するのがベストと考えているのですが、いろいろな事情からそれが難しい場合もあります。

そんな時は、この記事で書いた通り、語学学校から短大へ編入するという進路を事前に見据えておくことをおススメします。

語学留学を斡旋する留学エージェントも探せば山ほどあると思います。
無料相談を受け付けてくれるところもあるので、もう少し詳しい情報を探してみるのもいいのではないかと思います。

それでは。

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