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【テキサス VS カリフォルニア】アメリカは家が安いは大間違い!住宅の価格差を画像で紹介

投稿日:2019-06-09 更新日:

0. はじめに

こんにちは。ワラゴンです。

つい先日、Yahoo Newsを見ていたらこんな記事に出会いました。

Business Insider Japan
アメリカで約2800万円の家って? 主要25都市で比べてみた
https://www.businessinsider.jp/post-192108

内容は、アメリカの主要25都市において、25万ドル出したらどんな家が買えるか?というのを画像付きで説明してくれています。

この記事を読んで、本当にアメリカは都市によって住宅の価格差がすごいなと実感したので、ここで紹介しておきたいと思います。

 

1. アメリカは家が安いというが、本当か?

よくアメリカは家が安い、という話を耳にします。

広くてプール付きの家が3,000万円とか。

そんなアメリカン妄想を抱いているのだとしたら、この記事を読んで目を覚ましてもらいたいと思います。

上で紹介した記事を見てもらうと分かるのですが、同じ25万ドル(約2,800万)を出しても、都市によっては1ベッドルームしか買えなかったり、4ベッドルームの豪邸が買えたりと様々です。

 

2. 地方都市は4ベッドの豪邸、カリフォルニアでは1ベッド

まずは地方都市の豪邸の例から見てみましょう。

以下は、テキサス州、フォートワースです。

引用元:https://www.businessinsider.jp/post-192108

価格 : 25万ドル

タイプ : 4ベッドルーム、3バスルームの一戸建て

広さ : 2280平方フィート(約212平方メートル)

最近、トヨタの米国本社がテキサスのプレイノという都市に移転しましたが、フォートワースはそこから1時間くらいの距離に位置しています。

地方都市とは言っていますが、テキサスのダラス周辺と言えばアメリカ国内でも有数の大都市と思ってもらって構いません。

 

で、ご覧の通り、すごい立派な豪邸です。

 

これが25万ドルなら文句のつけようがないです。

 

お隣のダラスも似たような価格帯ですので、全体的に見てテキサスはかなり優雅な暮らしができるのではないかと思います。

 

 

一方、カリフォルニアの主要3都市を見てみましょう。

サンフランシスコ

引用元:https://www.businessinsider.jp/post-192108

価格 : 25万ドル

タイプ : 1ベッドルーム、1バスルームのマンション

広さ : 540平方フィート(約50平方メートル)

 

まずはカリフォルニア北部に位置するサンフランシスコ。

名前くらいは聞いたことがある人の方が多いと思います。

サンフランシスコは住宅価格が非常に高いことで有名で、住宅価格の中央値が1 ミリオンを超えます(1億越え!)。

そんなサンフランシスコで25万ドルで買える物件と言えば、上のような1ベッドルームしかないのでしょう。

上の写真はかなりきれいなお部屋を装っていますが、言っても1ベッドルームですからねぇ、、、

 

ロサンゼルス

引用元:https://www.businessinsider.jp/post-192108

価格 : 24万9000ドル

タイプ : 1ベッドルーム、1バスルームのプレハブ住宅

広さ : 559平方フィート(約52平方メートル)

次にロサンゼルスです。

こちらは見た目にも分かると思いますが、何と言っても

 

ボロい、、、

 

ロサンゼルスで家を探していて、25万ドルで上のような物件なら「まあそうだよね」とみんな納得すると思います。

日本人の感覚からすると、「なんでこんな中古物件が2500万円もするんだ、、、!?」って思うんじゃないでしょうか。

私だって同じですよ(ひーん)。

アメリカ人まじアホすぎ。

 

サンディエゴ

引用元:https://www.businessinsider.jp/post-192108

価格 : 26万ドル

タイプ : 1ベッドルーム、1バスルームのマンション

広さ : 510平方フィート(約47平方メートル)

続いてサンディエゴ。

こちらもやっぱり1ベッドルームで、それなりにきれいな写真を使っているようですが1ベッドルームには変わりありません。

 

 

というわけで、これら3都市では軒並み1ベッドルームです。

写真を見るとあまり感じませんが、どれも500 平方フィート台なので、かなり狭いと思います。

 

っていうかむしろ、個人的な感想としては、よくこんな25万ドルの格安物件を探してきたな、と驚くレベルです。

普通、ロサンゼルスで家を探していても25万ドルの物件なんて、なかなか出てきません。

 

 

 

25万ドルで買える家なんて、家じゃねー

 

といっても言い過ぎではないと思います。

 

まあ、一人暮らしなら考えても良いですが、家族3人以上となるとどれもちょっと厳しいです。

 

こうしてみると、やっぱりカリフォルニアの不動産は高いなーと実感します。

ニューヨークはもう少し酷いと思いますが。

 

3. それでは安いところに行けば良い?

それなら住宅が安いところに引っ越せばいいのでは?と思いますよね。

確かにその通りです。

それができれば苦労はないのですが、以下のような障壁が待っています。

  • カリフォルニアのこの過ごしやすい気候を捨てる!?
  • 就職先がある?
  • 日本人コミュニティがある?
  • 遊ぶところはありません

順番に見ていきましょう。

 

この過ごしやすい気候を捨てる!?

カリフォルニアを離れるということを考えると、まず真っ先にこの問題にぶち当たりますね。

それほどまでにカリフォルニアの温暖な気候は過ごしやすいんですよね~。

正直、こんな土地、全世界を探しても他にないと思います。

みんなここに住みたいのも納得です。

 

カリフォルニア以外の都市を見てみると、多くは夏は湿度が高く、冬は寒さが厳しそうなところばかり。

まあ、冷房・暖房さえ入れておけば大丈夫なはずなのですが、一歩踏み出すには躊躇してしまいますよね~。

 

だって2月でも昼間なら半袖で外に出られるんですよ?

カリフォルニアまじ天国。

 

就職先がある?

次の問題として、そもそも暮らしていけるだけの就職先があるか、ということもあります。

カリフォルニアの主要三都市であれば、日系企業も多く進出しているので、日本人にとっては就職先を見つけるのはそれほど難しくないと思います(グリーンカードがあればなおさら)。

しかし、地方都市になると、日系企業の数も限られているため、日系企業で職探しというのも簡単にいかない可能性があります。

日本人コミュニティがある?

地方都市だと、日本食スーパーを始めとした日系のコミュニティが少ない事も大きな不安要素です。

ロサンゼルスは日本人コミュニティが発達しているので、日系スーパーや日本語学校、日本人の医者に至るまで、ありとあらゆる分野で日本人のサービスを受けることができます。

 

まあ、最悪、日系スーパーは無くてもよしとしましょう。

 

日本食がなくても生きてはいけます。たぶん。

 

医者はちょっと日本語じゃないと不安かもしれません。

 

そして、私のように、子供に日本語を話せるようになってもらいたいと思うなら、やはり日本語学校は必須です。

そう考えると、やっぱり日本人がいないど田舎に行くのは避けたいのです。

 

遊ぶところはありません

カリフォルニアはとにかく観光地がいっぱい、というのは大きなメリットです。

ロサンゼルスならディズニーやユニバーサル・スタジオを始めとし、観光地は山ほどあります。

日本からお客さんが来ても、行くところがあり過ぎて困るレベルです。

 

ところが、地方都市ではそうもいきません。

私は以前、オハイオに住んでいたことがあるのですが、田舎過ぎて本当にやることがありませんでした。

冬は寒いので家に引きこもり、短い夏はせいぜいキャンプに行く、くらいでした。

良く言えばのんびりした生活、と言えなくもないですが、日本からお客さんが来ても、3,4日で主要な観光地は制覇できるのではないかと思います。

 

4. まとめ

いかがでしたでしょうか?

アメリカは家が安いというのは、事実でもあり間違いでもあります。

都市によって住宅価格がとんでもなく違うという事が分かってもらえたのではないでしょうか。

どんなことでも良い点があれば悪い点もあるものです。

住宅の価格だけで良い悪いを判断することはできません。

自分の優先度をよく考えて、地方都市に移住を目指すのか、カリフォルニアでのいばらの道を進むのかを判断する必要がありますね。

 

ちなみに、これから移住を考えている人には断然テキサスのプレイノがおすすめです。

上でも書きましたが、トヨタの米国本社機能が移転したので、日本人コミュニティが急速に発達しています。

おそらくですが、日本語学校なども増えていくのではないでしょうか。

そういった意味では、不動産投資としても有望な土地であることは間違いないでしょう。

 

テキサスのプレイノについて書いてみたので参考にしてみてください(ほんと、プレイノ行きたい~)。

【2019年】 アメリカに移住するならダントツでおすすめの都市テキサス・プレイノ

 

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