こんにちは。ワラゴンです。
SEOの施策を練る上で、サーチコンソールを見ていたらSEOのコトが少しずつ分かってきたような気がするので、今更ながら備忘録も兼ねて書き留めておきたいと思います。
まあ、何せ、独自の解釈による独自の理論なので、考え方が間違っている可能性は十分にあります。
もしくは、
そんなのあたりまえ
なレベルなのかもしれません。
そろそろブログに書くネタも尽きてきたので、こんな話題でもないよりはマシだろう、くらいの勢いです。
1. ページ別表示回数を確認する
サーチコンソールでは、あるページが何回検索結果に表示されたのかを確認することができるみたいです。
サーチコンソールに行き、検索パフォーマンスに行きます。
次に、ページタブに行くと、各ページごとに何回表示されて何回クリックされたのかを見ることができます。
ここで、表示回数をクリックすると、表を表示回数の多い順に並べ替えることができます。
並べ替えた結果がこちら。
これをみると、
1番目の記事・・・7,182回表示されて755回クリックされている→約10%のクリック率
2番目の記事・・・6,594回表示されて286回クリックされている→約4%%のクリック率
となっています。
つまり、2番目の記事は6500回も検索結果に表示されているのに、たったの300回しかクリックされていないことを示しています。
これはもったいない。
これを何とか改善できればいいのですが。
2. クリック率が低い原因を考えてみる
それでは、2番目の記事はどうしてこんなにクリック率が低いのでしょう?
私が思うに、以下の原因が考えられます。
・記事のタイトルが需要(=キーワード)に一致していない
・記事のタイトルにインパクトがない(=ライバルの方が魅力的なタイトルをつけている)
それでは、今回の記事についてもう少し詳しく見ていきます。
まずは、問題の記事を見てみましょう。
まだBackWPup使ってるの?復元までこなすWordPressのバックアップおすすめプラグイン UpdraftPlus
これは、wordpress 用のバックアッププラグインであるUpdraftPlusのインストール・設定方法について書いた記事です。
この記事を書いた背景として、巷ではBackWPupの方が多く使われているみたいだけど、実はUpdraftPlusの方がすごいんだよ!という事を知ったので、その事をアピールをしたかったためです。
内容を見てみると、UpdraftPlusのインストールから設定方法まで画像付きで割と丁寧に解説されています。
次に、検索クエリを見てみます。
検索クエリを見るには、クエリタブを選択します。
ここでも表示回数で降順に並べ替えることにします。
並べ替えた結果がこちら。
※上位のみ抜粋抜粋
関連のなさそうな検索キーワードを削除して、記事のタイトルと検索されたキーワードを整理してみると、以下のようになります。
タイトル:まだBackWPup使ってるの?復元までこなすWordPressのバックアップおすすめプラグイン UpdraftPlus
キーワード | クリック数 | 表示回数 | ランク |
backwpup 復元 | 30 | 1,067 | 10.4 |
wordpress バックアップ プラグイン | 2 | 532 | 23.5 |
wordpress バックアップ | 0 | 485 | 73.7 |
wordpress 復元 | 0 | 277 | 41.1 |
wordpress バックアップ 復元 | 0 | 199 | 48.2 |
wordpress バックアップ おすすめ | 15 | 174 | 3 |
これはおもしろいですね。
これだけでいろんな考察ができそうです。
まず一番上の検索キーワードである「backwpup 復元」では、1,067回表示されているにも関わらず、30回しかクリックされていません。
まあ、それはそうでしょう。
だって、検索した人はおそらく既にBackWPupを使っていて、その復元方法について調べているのですから、UpdraftPlusのことなんて最初から眼中にないはずなんです。
というか、そもそもGoogleはなんでこの記事を10.4位にランクしているのか、まったく謎です(Google大丈夫!?)。
もしかすると、この辺のGoogleの仕様を掴むことができれば、SEO的に大きな武器になるんじゃないかな、とも思います。
ともあれ、この検索キーワード「backwpup 復元」のクリック率が低い理由は、記事のタイトルが需要に一致していないため、と考えることができます。
しかし、この記事は最初からbackwpupの復元方法についてを狙ったものではないので、仕方のないところなのかな、と思います。
次に注目したいのが「wordpress バックアップ おすすめ」の結果です。
これは、なんと検索3位にランクされています。
すごい。
おそらく、検索した人の大半は「まだwordpressを始めて間もない人」で、バックアップ用のプラグインを探している人たちなのかなと推測できます。
この記事は、そんな需要をガッチリ満たしていると思います。
しかし、174回表示されて15回のクリック、つまり約8.5%のクリック率です。
そんなに悪くないように思いますが、もう少しクリックがあってもいいような印象です。
うーん。
どうして、、、?
タイトルに魅力がない?
いやいや、結構インパクトあるタイトルなんじゃないかなと思います。
それではなぜ?
3. そもそも需要のないキーワードだった
どうしてだろう?と考えていたのですが、ふと
このキーワードの組み合わせは、ひょっとして全然検索されてない!?
んじゃないか、という疑問が思いつきました。
そこで、Google Adwordsのキーワードプランナーを使って検索需要のおおまかな数字を見てることにします。
すると、以下のようになっていました。
なるほど
なんてことはない。
「wordpress バックアップ おすすめ」というキーワードって、みんなこんな検索の仕方をしない、ってことだったんですね。
これで謎が解けました。
4. 結論
それではこの結果をどのように解釈すれば良いのでしょうか。
色々考えた結果、
とりあえずこのままでも良いのかな
という結論に達しました。
というのも、「wordpress バックアップ」の順位は73位、「wordpress バックアップ プラグイン」でも23位です。
こうしてみると、このあたりのキーワードで10位以内に入るのは、少し難しいようです。
むしろ、タイトルに「おすすめ」を付け加えることによって少ないながらも検索結果へ露出に成功していると考えることができます。
逆に「おすすめ」を入れていなかったら、ほとんど検索結果に表示させることができなかったと思います。
SEO関連のサイトを見ていると、なるべくライバルの少ないキーワードを狙っていこうということがよく言われています。
今回の例は、ある意味その良い例なんじゃないかな、と思います。
まあ、検索の母数が少なすぎるので、流入は雀の涙ほども貢献していませんが、、、
また、「おすすめ」を入れてしまうとキーワードプランナー上で「ー」と表示されているキーワードでも、実際には多少の検索が期待できるということが分かりました。
こんなふうに、いろいろなツールを使うといろんな解析ができて面白いですね。